
欧州セッション
欧州市場の主な焦点はユーロ圏速報CPI報告となる。総合CPIの前年比は2.0%と予想され、前回値2.1%から小幅に低下する見込み。コアCPIの前年比は2.4%で横ばいと予想される。フランスとドイツの最近のデータは予想を下回る内容となっており、CPI予想は下方バイアスがかかっている可能性がある。
金融政策に関して、これらの数値は欧州中央銀行(ECB)に影響を与える可能性は低い。ECBは依然として傍観姿勢を堅持している。ECB当局者は、2%のインフレ目標からの小幅または短期的な乖離には反応しないと繰り返し表明している。次回の政策決定はどちらの方向にも転じうるが、現在の市場価格形成は、ECBが年間を通じて政策金利を据え置くと強く予想している。
アメリカン・セッション
米国市場のセッションでは、いくつかの重要な米国経済指標の発表に注目が集まる。米国のADP雇用者数変化は前回-32,000から47,000への増加が見込まれている。 しかしながら、ADP統計は昨年6月以降弱含みで推移しており、2020年以来となる複数のマイナス月次値を記録している。市場予想では、安定した失業保険申請件数データに支えられ、解雇と採用の双方が低水準にある労働市場が示されるとみられている。ただし、連邦準備制度理事会(FRB)のカシュカリ理事は最近、失業率上昇の可能性について警鐘を鳴らしている。
米ISMサービス業PMIは52.3と予想され、前月の52.6から小幅に低下する見込み。S&Pグローバル米サービス業PMIは12月の事業活動が鈍化したものの、拡大域を維持したことを示した。より懸念される点は、投入コストと販売価格の急激な上昇である。連邦準備制度理事会(FRB)は、弱体化する労働市場と目標を上回るインフレを同時に管理するという難しいバランス調整に直面している。これらの要因の乖離は金融政策決定を複雑化させるだろう。
米国の求人件数は760万件と予測され、前回報告の767万件からわずかに減少した。前回報告は予想を大幅に上回ったが、離職率は2020年以来の最低水準に低下した。労働者が新たな職を得られる自信を持つと離職率は通常上昇するため、今回の低下は労働市場の潜在的な弱さを示唆している。
オリジナル・ソースジュゼッペ・デラモッタ(investinglive.com







